呼吸器内科/小児呼吸器内科

喘息/咳喘息

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喘息(=気管支喘息)の症状は一般的には‘ゼーゼー’‘ヒューヒュー’するといった症状が知られていますが、風邪の後に長引く咳や痰(=咳喘息)、息苦しさ、のどの奥の方の違和感、胸の痛みなどの訴えも喘息の非典型的な症状として実は存在します。
喘息になりかかっている状態として、咳が主に続く咳喘息というものもあります。

検査と治療方法

喘息は「肺」に至るまでの空気の通り道の「気管支」の慢性的な炎症(腫れ上がって、狭くなっている状態)が原因で起こります。そのためレントゲンやCTといった「肺」自体を調べる検査では確定診断は不可能で、「肺」に至るまでの空気の通り道の「気管支」の腫れ具合を調べるには、呼気NO測定、モストグラフ、肺機能検査等が併用されることが多いです。
喘息は「気管支」のダメージであるため、「気管支」に対しての治療法が推奨されます。いわゆる吸入薬(吸うことで直接腫れている部分に塗るイメージ)になります。内服で使う薬は補助的な役割となります。

NO測定装置

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モストグラフ

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COPD(慢性閉塞性肺疾患/肺気腫)

COPDの主たる症状は坂道や階段の登りでの息切れ、痰の切れが悪いといったものが主な症状です。気管支喘息が「肺」に至るまでの空気の通り道である「気管支」を中心としたダメージであるのに対し、COPDの場合は「肺」と「気管支」の両方が、主にたばこの煙に含まれる有害物質により長期間ダメージを受けてしまうことで、両方に炎症を起こしてしまう病気です。
その他の原因には大気汚染や遺伝要素などもありますが、喫煙が主たる原因です。

検査と治療方法、禁煙ができない方へのアドバイス

COPDの場合、長年禁煙していても、すでに禁煙前までの喫煙歴で病変が「肺」や「気管支」に残ってしまい、元に戻らなくなっていることも多いです。また喫煙による「肺」のダメージが元に戻ることはありません。
「肺」自体のダメージを調べる意味で、レントゲンやCTといった検査が重要であり、「肺」に至るまでの空気の通り道の「気管支」の炎症の程度を調べるために、呼気NO測定、モストグラフ、肺機能検査等を併用して行います。

CT装置

CT装置

NO測定装置

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モストグラフ

モストグラフ

COPDはまず禁煙が必要になります。喫煙したまま治療をしても治療効果が相殺されてしまい、十分な効果を発揮できないことが多いです。COPDは「肺」と「気管支」の両方のダメージですが、「肺」自体のダメージを元に戻すのは難しいため、「気管支」の部分に対しての治療法が主体になります。喘息と同様にいわゆる吸入薬になります。COPDの吸入薬は喘息で使用するものとは若干作用が異なります。またこちらも内服で使う薬は補助的な役割となります。

禁煙は本人の意思に頼るところが大きいですが、まず禁煙してみようという意識を持つことが大事になります。そのうえで、努力をしてもなかなかタバコをやめきれない方はぜひ一度当院の禁煙外来を受診してみてください。

睡眠時無呼吸症候群

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睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因、症状

睡眠時無呼吸とは名前の通りで、睡眠中に「気管支」よりさらに上の部分にある上気道が狭くなることで、無呼吸といびきを繰り返す病気のことです。原因として多いのは高度肥満や慢性鼻炎ですが、うまれつきの舌や扁桃腺の大きさや、小さい子供の場合アデノイドなども影響することもあります。また延髄にある呼吸中枢の異常が原因で無呼吸が引き起こされることもあります。
症状は睡眠中の無呼吸やいびきだけでなく、会議や運転中の眠気、朝起きた時の頭痛、さらには熟睡できないことによる体のだるさなどが主なものになります。若年からの高血圧や脳梗塞、心筋梗塞などの原因にもなります。

検査と治療方法

当院ではアプノモニター(携帯型の無呼吸検査機器)の貸し出しを行っています。血液中の酸素の濃度を測るセンサーを体に、いびきや無呼吸の状態を調べるセンサーを鼻の下につけて、自宅で一晩寝てもらい測定するだけの誰でも可能な検査です。
この簡易型の検査で顕著な異常値が認められた場合には、入院での精密検査(一泊入院)が必要になります。

治療法は原因や検査結果次第ですが、一般的にはマウスピースの作成やCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)が選択されます。治療が半永久的にならないように並行して減量してもらうための栄養指導やその他の選択肢もご提案させていただきます。減量のみで無呼吸や高血圧、脂質異常症などほかの生活習慣病も改善が得られることが多いです。

内科一般

生活習慣病

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生活習慣病とは?

生活習慣病とはよく聞く病名ですが、おおざっぱな病名です。
わかりやすく言えば、日々の食事、運動、睡眠習慣、ホルモンバランス、喫煙、飲酒などの生活習慣のバランスが崩れてしまうことで、血圧が高くなる(高血圧)、血糖値がくるう(糖尿病)、脂肪分が高くなる(高脂血症)、血管が詰まる(心筋梗塞、脳梗塞)、ガンになったりするといった様々な病気の総称です。

治療方法

採血が重要になりますが、当医療モールには採血センターが併設されており、休日含めてほとんどの結果が30-60分程度で判明します。
原因に合わせて半永久的に薬が必要なものなのか、日々の努力次第で薬が必要でなくなるものなのかどうかがまずポイントになります。一時的に降圧薬や高脂血症用薬、糖尿病薬が必要になっても、できる限り減らす、やめるためにはどうすればよいかを管理栄養士を含めて一緒に考えさせていただきます。日々の生活の質を制限してでも薬を少なくする(もしくはやめる)方向で考えるか、日々の生活の質を下げずに薬で調整することを希望されるかは、個々人の考え方によるものが大きいです。これには薬のみでなく、管理栄養士による食事療法や運動療法を組み合わせて考える必要があります。